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ほぼ毎週講話:楽にするために型を作る

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どこの会社でもやっているのだろうが、年初にスタッフに話をする。

今年はとってもベーシックな話をしたつもりである。
基本の話は、目新しくないので、面白くない。
ちなみに、面白くないのは、聞く方ではなく、話すほうのことである

最近自分が苦手なことばかり話しているので、耳に痛い(いや話しているのだから口に痛いとでも言うべきか)のだが、しようがない。年初の話が年初だけで終わらないように継続が苦手な私は、何度も他人に話すことで(例えば、前エントリーの話)、なんとか継続しようと思っているのだ。(今回はブログにもアップしてみた)


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2015年が始まるにあたって一言、私のほうからお話しをさせていただきます。

「Sustainableなサービスを提供する」、をテーマに3年目を迎えました。

Sustainable、持続可能なと訳されることが多いですが、会社が2020年に向かって成長し既存事業で10億円を達成するためには、
Sustainableにサービスを提供していく必要があります。
積み重ねがなく、毎年毎年ガラガラポンでは、Sustainableとは言えないし、成長は望めないでしょう。

Sustainableにするためにはどうしたらよいのでしょう?
今日はそのうちの一つとして、型(フォーム)を作る、フォームから逸れた時にアラートがあがる、ことについて話したいと思います。

仕事はもちろん、頭を使って深く考えなければいけませんが、四六時中考え続けることは、体力的にも精神的にも現実的ではありません。

深く考える人ほど、必要な時にだけ考えるので、考える時間は短いものです。
つまり、考えなくてもよい時間をたくさん生みだしていることにぜひ気付いてほしいと思います。

考えなくてもよい時間をたくさん生み出す、それは「型、フォーム」を作ることです。

スポーツにはフォームがたくさんあります。
例えば、野球。投げるフォーム、ボールをグラブで捉えるフォームなど。
もし、あなたばピッチャーで、毎回ボールを投げるたびに、その動作をすべて考えなければいけないのなら、非常に非効率だし、数も多くこなせないでしょう。気が休まることはないし、完投だって出来ないでしょう。

数多くの練習を通して、自分にとってもっとも最適な「型」を生み出し、その型とおりなら、無意識でも出来るようにする、これが一流のプロでしょう。

仕事も一緒です。
会社(自分)にとって最適な「型」を生み出し、無意識でも出来るようにすると効率よく回数を重ねることが出来ます。それがSustainableにサービスを提供することの私は核心だと信じています。

今各々の事業部で様々なオペレーションをドキュメント化したり、パターン化したりしているのは
まさしくその「型」を作ろうとしているのです。

フォームを作るのは、楽をするためであって、それこそ、「型にはめてがんじがらめにするため」ではありません。ここをぜひ勘違いしないようにしてください。

効率的に回数を重ねることが出来るためのものです。Sustainableにサービスを提供できるためのものです。

さて、型もずっと続けていると、私たちは機械ではありませんから、(無意識のうちに)だんだん本来の型からずれてきてしまうことが多々あります。

型からずれた時に気がつく、つまりアラートを上げる必要があります。
仕事の上ではそれは、チェックシートだったり、プロセスの数値目標だったりするわけです。

型を作る=勝ちパターンを作ることなのです。

今年も、ぜひ、型(勝ちパターン)を作ること、そしてその型から外れた時のアラートがあがるようなしくみを皆さんと一緒に作って行きたいと思います。

今年もよろしくお願いします。
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私の比喩には野球が多いのだが、関東大学女子サッカー連盟の理事をしているのだから、これからはサッカーネタも入れねば^^;

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