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日本ユニセフ協会へアークコミュニケーションズは寄付をしました

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被災していない私たちに出来ること
1に節電、2に寄付、3に通常の役目を果たすこと
と事あるごとに言っている。

節電については、私が一番電気をつけっぱなしにする要注意人物なのだが(^_^;)、全社をあげて色々やっている。
そろそろ2の寄付に、会社として取り組まなければいけない。

迷った末、日本ユニセフ協会の東日本大震災募金へ、前年度の売上の約2.6%0.26%(算数間違いました)にあたる金額を寄付した。

善意の気持ちは多くの人にあると思うが、実行に移すのは意外に難しい。

まず、寄付先をどこにするのかに迷う
募金の名の元、ひどい場合には詐欺だってあるのだから。寄付の用途についても、国や地域単位では指定できても、詳細までは出来ないので、場合によっては、寄付者の意図とは違うことにお金が使われることだってある。
かといって、ああだこうだと詳細にわたって口を出し出来るわけでもなく、また、口出し出来たとしても、使い勝手の悪い寄付になるであろう。

つまり、寄付をするのだって、寄付者のポリシーが必要で、そのポリシーに一番近い団体に寄付をすべきと思うから、悩みが深くなるのだ。

ここ10年ほど、私は個人的に色々なところに寄付をしているのだが、その際の判断基準の基本は、「教育」と「夢の実現」にしている。
そこで、学校再開に向けての支援や子どもたちの心理社会的ケアの必要性を訴える日本ユニセフ協会に寄付することを決定した
たまたま知人がおり、詳しい説明を伺えたことも安心感につながった。

次に悩むのは金額である。個人で寄付する際にも金額は悩むのだが、今回は会社のお金、さらに悩むことになった。
企業の社会的貢献(CSR)が叫ばれて久しいが、中小企業のCSRはまず社員や家族・パートナー企業やフリーランスなど、近くの人々からだと思っていた。
アークの決算は9月で、正直これから日本の景気がどうなるかわからない中、今季の決算に影響を与える寄付は、勇気が必要だった。(寄付して、スタッフの賞与が満額でないような事態に陥るようだったら、経営者として失格だ。)
結局、根拠はないのだが、スタッフ一人○万円計算で、切りのいい数字を寄付した。
スタッフにも、気持ちよく了解していただいた。

ソニーや武田薬品など億単位の寄付と物資での支援をしている大企業は多い。アークコミュニケーションズのような小規模な会社が寄付すべき金額はどうあるべきなのかはいまだにわからない。少ない所からも分けあうのが寄付の尊いところというのであれば、アークコミュニケーションズの寄付は、売上に占める比率は約2.60.26%、経常利益で言えば、二けたパーセントだ。売上が兆単位の大企業よりも、はるかにその比率が高いことを、誇りに思う。

さて、これからは、3の「通常の役目を果たすこと」に邁進しよう。
実はこれば一番難しいのだが。

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