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MicrosoftがAWSを猛追 ~激化するクラウド間競争

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Microsoftの業績が好調です。

米マイクロソフト、Surfaceの売上が39%増にAzureも76%増と好調。2019年度第2四半期の決算発表

ロイターのサイトでは厳しい評価ですが、前四半期(98%増)より下がったとはいえ、76%という数字は好調といってあげないとかわいそうでしょう。唯一Windows OEMの売り上げが減少しているということですが、それは織り込み済みでしょう。クラウドの伸びがそれを上回ったわけですから、Windowsからクラウドに舵を切ったナデラCEOの戦略が奏功したということではないでしょうか。もはやMicrosoftはOSの会社ではないのです。

window_open.png同じ時期のAWSの伸びが47%ということですから、着実に差を縮めていることになります。まだ差は大きいですが、このまま差が縮んでいけば、数年で追いつくと考える人もいます。

Azure向けの特別待遇

一方で、ちょっと驚きの記事を見つけました。

なぜ、マイクロソフトはWindows Serverのクラウド移行先で優位だったAWSを逆転できたのか

『「Windows Server 2008」のサポート終了に伴い、そのクラウド移行先として優位に立っていたAmazon Web Services(AWS)に対し、Microsoft Azureがこの1年で逆転して引き離していることが分かった』のだそうです。

別に、それはそれで「Microsoftにとってはめでたいことだなあ」ということで良いのですが、「あれっ?」と思ったのは、その理由について日本マイクロソフトの平野拓也 代表取締役社長が、

「最大の要因は3年間の延長セキュリティ更新プログラムだ」

と言っているというのです。

これはサポート終了後もセキュリティ更新プログラムの提供を3年間継続するもので、Azure上であれば無償提供、その他の環境に対しては有償提供となる。

ええー!そんなことしていいの?

とも思いますが、していけない理由も無い。。のかな?自社製品なんだし、自社サービスへの誘導に割引を適用するだけの話なわけですから。まあ、販売台数に応じてライセンス価格を変えるとかサポート費用を割り引くとかいうことはしていたでしょうし、これもそれと同じ事なのかも知れませんね。しかし、Windows Server 2008というニッチな範囲とはいえ、OSというとこれまでは公共財に近い扱いで、平等性みたいなものが求められていた部分もあったと思いますし、Microsoftもこういうことは自重していたのではないでしょうか。

これは、Windowsの重要性が相対的に下がったということなのかもしれません。選択肢がWindowsしかないという、公共財的な立場を維持していたら、このような「不公平な」値付けを行えば世間からの批判が高まったでしょうし、独禁法の観点から横やりが入ったかもしれません。今はLinuxなどの台頭によりWindowsは「One of them」となったために、自由な競争に打って出られるということなのかもしれませんね。

本気でAWSに闘いを挑むMicrosoft

そして、そこまでしてでもAmazonから顧客を取り戻すことにしたということは、Microsoftがクラウドの覇権をAWSから奪取すべく、本気モードになった、ということなのでしょう。AWSの背中が見えてきたタイミングで、ナデラCEOによるクラウドシフト戦略の総仕上げの時期に入ったといえます。今年はMicrosoftのクラウド分野での攻勢が強まりそうですね。

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