IT技術についてのトレンドや、ベンダーの戦略についての考察などを書いていきます。

動き出したMicrosoft ~その後

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今日、Facebookに以下の記事が流れてきて、これについて書かなければならなかったことを思い出しました。

甦る巨人:Microsoftの新CEOサティア・ナデラと「HoloLens」の革新 « WIRED.jp

この記事はHoloLensというMicrosoftの新しい眼鏡型デバイスについて書くと共に、Microsoftが新CEOの元で如何に変わったか、これからのMicrosoftに注目、というようなことが書いてあります。少し長い記事ですが、よくまとまっています。

このブログでも昨年、サティア・ナデラCEOによる新しいMicrosoftの戦略について何本か記事を書きました。

動き出したMicrosoft (1) (2) (3)

Microsoftの開発環境がマルチプラットフォーム対応へ

今年に入ってからも様々な施策を打ち出していて、5月初旬に行われたMicrosoftのイベント「Build2015」でも多くの発表が行われました。こちらの記事に詳しいです。

ついに目覚めた巨人 Microsoftの逆襲

Microsoftの開発環境であるVisualStudioがMacやLinuxに対応すること、Windows10でのAndroid/iOSアプリのサポート、そしてWindows10へのアップグレード無償化などです。いずれも、往時のMicrosoftからは想像もできない施策です。

私のブログ記事(Microsoftの開発環境がマルチプラットフォーム対応へ)にも書いたのですが、ナデラCEOはMicrosoftの進む道を「開発者をサポートする」ことと定め、それまでの囲い込み戦略から大きく方針を転換したのだと思います。Buildでの発表もその延長線上なのではないでしょうか。

WIREDの記事中にも、以下の記述があります。

「前任者のスティーヴ・バルマーは、マイクロソフトを「デヴァイスとサーヴィスの企業」だと定義した。しかし、ナデラはその考えを捨て去り、それが競合他社によるものであろうとなかろうとあらゆるプラットフォームで事業を展開し、マイクロソフトがユーザーの誰もがプロダクティヴになれることをサポートする企業であると打ち出した。」

ブログに書いたように、Appleはデバイスとサービスの会社、Googleは広告会社です。バルマーは、Microsoftがそのままソフトウェアの会社で居続けることはできないことはわかっていたのでしょう。しかし、バルマーが目指した「デバイスとサービスの会社」とは、結局AppleとGoogleの模倣でしか無い、ということなのではないでしょうか。そこでサティア・ナデラが到達したのが、Microsoftで無ければできないこと=開発者をサポートする企業ということだったのではないかと思います。

Microsoftは一度方向性が定まれば強い企業です。かつてインターネットに乗り遅れそうになった時も、持てるリソースをフルに投入して、巻き返しに成功しました。まだまだ人材も技術も資金も世界第一級であることは間違いありません。これからの巻き返しに注目です。

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