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プラットフォームベンダーの内側からの視点を届けるブログ

モバイルのプラットフォーム推進の動き

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今日、恵比寿のウェスティンホテル東京で開催された株式会社ACCESSのイベント、ACCESS DAYに参加してきました。NTTドコモ中村社長のキーノートとACCESS鎌田副社長のセッションを聞いて、性能が向上して帯域が拡がった携帯電話ハンドセットの目指すところがとても勉強になりました。

特に技術の方向性ではPCではもはや珍しくはないですが、①RSSフィード、AJAXの機能を持たせる ②アプリケーション間連携をする(Webサービスとは言わなかったがたぶん使うでしょう) ③ソフトウェア開発者がプラグインとして後から機能追加できるようSDKを用意したり、APIを公開する ④SIP(プロトコル)を採用してインスタントメッセージング(IMS)やユーザーの今の状態(プレゼンス)をわかるようにする ⑤ブラウザ機能+メールなどのメッセージ機能+JavaVMのセットに基盤のOSまでつけてプラットフォームとして提供する

とまぁほとんどPCの機能をもたせる方向で、これに地上波デジタル放送を受信してこちらから何か発信する場合は通信機能を使って....と、7年前と比べてCPUもメモリも100倍リソースが向上した結果、方向性はこうなるわけですね。

このモデルはまさにプラットフォームビジネスで、こういう機能のミドルウェアを用意するからぜひこのプラットフォームでソフトウェアを開発してくださいってことになりますね。開発環境とテストプロセスがPCソフトウェア開発と共有できると開発生産性はすごい勢いで上がると思いますし、ちょっとこの先Software Factoryの適用なんかも含めて注目していきたいところです。

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