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ノーベル賞をとる年齢

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ややオフトピ気味ですが。今日、朝日新聞にこんな記事がありました:

ノーベル賞の業績は30代、40代前半に集中 科技白書 (asahi.com)

文部科学省が作成した「科学技術の振興に関する年次報告」(平成18年度版 科学技術白書)によると、自然科学系のノーベル賞受賞につながった業績は、研究者が30代~40代前半の頃に行った研究が大半(全体の約69%)とのこと。日本人の受賞者を見ても、「湯川秀樹(49年、物理学)、田中耕一(02年、化学)両氏の28歳をはじめ、ほとんどで40歳ごろまでの成果が受賞に結びついていた」のだそうです。

僕はずっと文系一筋でしたので、自然科学系の研究者の方々がどんな生活を送っているかは分かりません。また僕自身が30代ということで、さらに恣意的な分析になってしまいますが、30代~40代前半という世代は「やりたいこと」と「できること」の領域がちょうど重なる時期なのではないでしょうか。もちろん様々な制約があることには違いありませんが、新人のように右も左も分からないという状態ではないし、50代以降の人々のように重責を担っているわけでもない。これまでの仕事を通じて様々なリソースとネットワークを手にし、ある程度自分の思うように仕事が動かせる -- そんな環境が、大きな業績に結びつくという面もあるのかなと思います(もちろん同じ30~40代でも人によって状況は様々なのでしょうけど)。

ビジネスにもちろんノーベル賞はありませんが、30~40代が大きな成果が出せる時期であることは同じ。せっかく恵まれた状況にいるのですから、ノーベル賞に匹敵するような結果を出さねば! -- 朝日新聞の記事を読んで、そんな思いを抱きました。ちょっと言葉が大きすぎるかもしれませんが、2007年の後半戦に向けて、気合を入れ直して頑張りたいと思います。

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