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写真なんて一枚もないけどジャケ買いしちゃう。キレッキレな本『日本がアメリカに勝つ方法』レビュー

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今日はこちらの書籍の話をさせて下さい。タイトルもそうですが、中身もキレッキレな内容です。この本をきっかけに、"本"というものはこのようにして出版する時代になったのか、と思うところがありました。

本って、もちろん中身が大切。ゴーストライターうんぬん...という問題があったけれど、言ってしまえば本を一人で書くような時代が終わっているのだよなぁ、なんて思ったりします。夏目漱石とか森鴎外とか、昔の文豪は自分ですべて文章を書き、時には自分たちが文芸雑誌を作ったりしていたわけですが、今記事を書こう、ましてや本を書こうとすると必ず"編集者"というナゾの存在が現れる。

この"編集者"という人の機能が、以前はよくわからなかったです。でも、自分がビジネス誌で(広報という立場で)連載をした時に担当編集者がおり、やっとわかりました。文章を書き慣れない人がしがちなミスや頻繁に出てくる表現の指摘など、自分とちがう視点で記事を見てくれるので、こういった類の人と仕事をするのはいいなぁ、と思いました。


わたしの場合は記事だったので、あくまでお付き合いは編集者だけなのですが、今回ご紹介する本は、タイトルがキレキレな上に、装丁がすごいんです。
装丁をね...こう本を閉じているとわからないんですが、本を開いてみると・・・

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本カバーの中央が、日の丸になっているんですよ。そして、単なる羅列にしか見えなかった日の丸の上の模様は、日本列島。
装丁のパンチっぷりに装丁デザインを担当した会社を調べてみました。ASYLという会社の担当であるようです。そして、このASYLが依頼したのが、イラストレーター(コラージュ作家)の河村康輔さん。河村さんは、「大友克洋GENGA展」のメインビジュアルも担当された凄腕の持ち主。今回もコラージュが使われています。以下は、表紙側の内側。

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そのコラージュも、スーパーのチラシベースです。国民の生活を象徴しているかのよう。本の中身ともコネクトしていて、潜在的にカバーを見る人に書籍のイメージを伝えられそうです。
裏表紙側のビジュアルもすごいです。明治期のおじさんたちみたいな人たちがいます。そして、バックには日本の誇るマウントフジ。

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装丁を担当したASYLのブログには以下の記載があります。

"タイトルのインパクトがすご いです。このインパクトのあるタイトルにどんなカバーがよいかと考えた結果、イラストレーター(コラージュ作家)の河村康輔さんにビジュアルをお願いしま した。河村さんは以前、弊社でADを手がけた「大友克洋GENGA展」のメインビジュアルでもご協力いただきました。"

本の内容を装丁会社が理解し、その表現を考えてイラストレーターに依頼し、イラストレーターがその表現についてまた考える・・・とは、もうチームだなぁ~~と思いました。この本は著者が一人であり、一人で書いているかと思いきや、この本を多くの人に手にとってもらいたいと考える編集者がいて、その編集者が「ここだったら、なんとかいいビジュアル作ってくれるだろう」と思う装丁会社を探し、装丁会社は「この人なら、きっと・・・」と思うイラストレーターに頼む。


そして、また帯ですよ、帯!

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なんとユーグレナ社長の出雲さんが書いています。(しかも、ちょっと過激・・・)
1冊の本ですが、多くの"この道のプロ"が、実現したい方向性に対して、気持ちを同じくして集まっている、すごいいい例だな~と思いました。

ちなみにこの書籍は、晶文社の『犀の教室』シリーズの3冊目らしいです。

犀の教室.jpg

よい装丁にするためにはそれなりにお金もかかると思いますが、晶文社さんとしても気合の入った一冊だったのではないでしょうか。

なんかいろいろ感じられる一冊でした。ところで内容は?一言で言うとおもしろいです。それは、他にこの著者みたいなことを言っている人がいないから、な気がします。しかし著者のカバー範囲と情報の深さから、この内容について何か意見しようものなら、(自分の知識の浅さのゆえに)ドボンしそうな気がしていますので語りません(^^;気になる方は是非読んでみてください。

ちなみにこの著者さんは、こちらの書籍も出されています。こちらもキレッキレのタイトルです。

21世紀の薩長同盟を結べ (星海社新書)
倉本 圭造
講談社
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では、今日もよい一日を!

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